FC2ブログ
2008. 04. 28  
ゴールデン・ウイークといっても特にどこに行くわけでもない。
だいたい人が多いとわかっているところに出かける気がしない。
何より渋滞という如何ともし難い状況に置かれるのが我慢できないのだ。
こういう時は家でのんびり過ごすのが一番。

そういうわけで今回の休みもDVDとスパークがお供でした。
今回飲んだのは”ゼニウス・ブリュット” というカヴァ、すなわちスペインの伝統方式で造られたスパークである。
ブリュットとは辛口の度合いのことで、辛いほうから エクストラ・ブリュット→ブリュット→エクストラ・セック→セック→ドゥミ・セック→ドゥーという段階になっている。

香りは爽やか、味もキリッとした辛口で、後口もスッキリと何杯飲んでも飲み飽きない美味しさ。
ワイン雑誌でも何度も取り上げられ、著名ソムリエからの評価も高いらしいが、これで値段は1300円程度と極めてコストパフォーマンスの高いスパークだと思う。ラベルに書かれたXの文字もお洒落だ。

キーンと冷やしたスパークが美味しい季節がやって来る。



画像 013
スポンサーサイト



2008. 04. 19  
エジソン・ライトハウス(Edison Lighthouse)は70年代にヒットチャートを賑わしたイギリスのポップグループ。
実体はアイヴィー・リーグ、フラワーポット・メン、ブラザーフット・オブ・マンなどで活躍した売れっ子セッション・ヴォーカリストのトニー・バロウズと英国ポップス界の仕掛人トニー・マコウレーが作り上げた架空のバンドである。

トニー・マコウレーとバリー・メイスンがわずか20分で書き上げたという「恋のほのお(Love Grows)」は、脳天気なサウンドとキャッチーなメロディが大当たり、70年に全英1位、全米5位を記録している。
ちなみに、バロウズはこの年4つの異なるグループで全米100位以内に7曲をチャート・インさせるという離れ業をやってのけている。
74年に日本でもヒットしたファースト・クラスの「ビーチ・ベイビー(Beach Baby)」(全米4位)でリードヴォーカルをとっているのも彼だ。

「恋のほのお」の印象があまりに強かったために一発屋と呼ばれるエジソン・ライトハウスだが、日本では71年にリリースされたこの「涙のハプニング(What’s Happening)」も大ヒットした。

マンドリンが奏でるロシア調の悲しげなイントロ、センチメンタルなメロディラインは如何にも日本人が好むところで、「恋の~」に負けないくらい良質のポップスだと思う。

この曲でリード・ヴォーカルを担当しているのはトニー・バロウズの後任ポール・ヴィグラス。彼もこの後グループを抜け、同じセッションミュージシャンのゲイリー・オズボーンとヴィグラス&オズボーンを結成する。
72年にリリースされた「秋はひとりぼっち(Forever Autumn)」」は、本国ではムーディー・ブルースのジャスティン・ヘイワードのカヴァーが有名だが日本ではオリジナルが大ヒット、イングランド・ダンとジョン・フォードの「シーモンの涙(Simone)」などとともにチャートを賑わした。

他愛のないシングル盤であっても、参加ミュージシャンや作曲家を辿っていけば意外な広がりに気づかされ、ポップス界の人間模様が読み取れるようで興味は尽きない。



涙のハプニング

What's Happening - Edison Lighthouse 1971

The First Class - Beach Baby
VIGRASS & OSBORNE - Forever autumn
SIMONE - England Dan & John Ford Coley
2008. 04. 05  
窓ガラスが割れ、荒れ果てたアパートの一室から寂しげに外を見ている男。
一緒に写っている子供達の何かを企んでいるようないたずらっぽい表情が絶妙なコントラストを見せている
がっしりとしたレンガがちょうど額縁のような役割を果たして中にいる人物を引き立たせ、青を基調とした落ち着いた色彩が如何にもイギリスらしい雰囲気を漂わせている。

『ハーモニー・ロウ(Harmony Row)』は、ジャック・ブルースの3枚目のソロ・アルバムで、1971年7月にリリースされている。
曲はすべてジャックが書き、作詞はクリーム時代からの相棒ピート・ブラウンが担当している。

収められている曲はどれもクリームのラウドで攻撃的なサウンドとはかけ離れた、物悲しい室内楽的なトーンで統一されており、ジャックはベース、ピアノ、オルガンなどギターとドラム、パーカッション以外の全ての楽器を担当、ボーカルも物静かでクリーム時代のかみつくようなスタイルとは対照的だ。

中でも「夕陽の領事館(The Consul At Sunset)」は佳曲だ。
ハバネラのリズムを奏でるベースに乗って、ナイロン弦のアコースティック・ギターとギロがラテン的な雰囲気を醸しだし、人生の黄昏を迎えた男の生き様を淡々と表現している。
この1曲を聴いただけでもジャックのシンガー、プレイヤー、コンポーザーとしてのセンスと懐の深さが解るというものだ。

クリームといえばクラプトンばかりが注目を浴び、もてはやされてきたが(2005年の再結成の時においてさえ!)、数々の名曲がジャック・ブルースによって書かれ、彼によって歌われたことを忘れてはならない。
ジャック・ブルースの類い希なソングライティング能力とリードシンガーとしての実力、そしてプレイヤーとしての才能がなければ、バンドがあれほどの成功を収めることは出来なかったに違いない。


81Hk4SKftcL__SX425_.jpg

Jack Bruce - The Consul At Sunset
プロフィール
月別アーカイブ
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
ブロとも申請フォーム
フリーエリア
フリーエリア
ブログ内検索