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2009. 03. 14  
あの『刑事コロンボ』がNHKのBSハイビジョンで再放映されている。
今回は旧シリーズ45本、新シリーズ23本がノーカット版で一挙に放映されるということでコロンボ・ファンを喜ばせている。

『刑事コロンボ』が日本で最初に放映されたのは1972年。
よれよれのレインコートに安葉巻、ポンコツのプジョーで事件現場に現れる風采の上がらない小柄な中年男が難解な事件を鮮やかに解き明かすという設定が従来のミステリーの主人公のイメージからはほど遠く新鮮だった。

犯人が初めから判っている倒叙ミステリー・ドラマというものも当時は珍しく、巧妙に仕組まれたトリックを最後の数分で見事にひっくり返すという展開が毎回視聴者を魅了し、独特のキャラクターと相まって人気が高まり一大ブームを巻き起こした。

ことに日本においては、小池朝雄による吹き替えが飄々としたコロンボのイメージを決定づける大きな要因となったのはいうまでもない。
「うちのカミさんがねぇ」という口癖と額に手をあてる仕草はしばしばモノマネのネタにもなった。

毎回ゲスト・スターが犯人役となってコロンボと対決するのもこのドラマの大きな見どころのひとつだ。

殺人事件を扱いながら残酷な描写が一切排除されているところも娯楽としてのミステリーに安心して没頭できる要因だろう。

そして、ヘンリー・マンシーニによるおなじみのテーマ音楽は、都会的で洗練されていて聴いているだけでワクワクしてくる。

このドラマには派手なカーチェイスもなければ撃ち合いもないが、こういったいくつもの要素が絶妙なバランスで組み合わさって全体を構成しているところが、今なお我々を魅了してやまない所以ではないだろうか。

休日の昼間、スパークリング・ワインを飲みながら録画しておいた『コロンボ』を観るのがこのところの楽しみである。


刑事コロンボ 完全捜査記録
(別冊宝島 刑事コロンボ完全捜査記録)

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