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2010. 02. 27  
カーリング女子予選敗退は残念でしたが、よく頑張りました。
大逆転したロシア戦を観てかなり期待もしたが、やっぱり世界の壁は厚かった。
歴史が古いヨーロッパや北米に比べれば日本はまだまだヒヨッコ。
選手も若いし、これからもっともっと経験を積んでいってほしい。

冬季五輪ではカーリングが一番好きだと言うと、きまって「あの地味な?」と言われたものだが、今大会の熱い戦いを見て、認知度も上がり人気もますます高まっていくことだろう。

私がその魅力に引きつけられたのは、長野オリンピックでの男子カーリングの敦賀選手のショットを見てからだ。

緻密な戦略とそれを可能にする正確なショット、静かな中の熱いかけひき。
地味な印象とはうらはらに奥が深い競技だと思った。

選手の顔がこれほどアップになる競技も他にはないだろう。
ストーンを投げる時の真剣なまなざしはとても凛々しくて美しい。
バンクーバーでの女子もみんな美しかった。

ところで、自分にとってはカーリングもビートルズと無縁ではない。
最初にカーリングなるものを観たのが映画『ヘルプ』だったからだ。

リンゴの指輪をねらう悪党たちに追われた4人がアルプスへ逃れた時に、彼らが遊んでいたのがカーリングだった。
ジョージが渡されたのは爆弾がしかけられたストーン。それが爆発して出来た氷の穴から顔を出したのは、ロード・マネージャーのマル・エバンス扮する水泳選手。
「ドーバー海峡はどっち?」と尋ねる彼に「あっち」と指さすジョン。
映画のなかでも大好きなシーンのひとつだが、向こうには変な遊びがあるものだと思ったものだ。

調べてみると発祥はスコットランドとのこと。
フェアプレイを重んじるカーリングもまた英国製だった。
音楽、映画、ミステリー、スポーツ、やっぱりイギリスはおいしい。


画像 068

カーリング チーム青森
curling scene from "Help!"
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2010. 02. 21  
このところTVのオリンピック中継から目が離せない。

先日男子フィギュアスケートを観ていたら、演技もさることながら使われる音楽にも各選手の個性や好みが表れていることに気づいた。
ジャンルもクラシックから民族音楽、ロックなど多種多様で面白い。

小塚崇彦選手のショートプログラムではジミ・ヘンドリクスの「ボールド・アズ・ラブ」を初めて聴いた。
ジミヘンはもちろん知っているけれど、ギターにオイルをかけて燃やすパフォーマンスの印象ばかりが強く、曲をちゃんと聴いたことがなかった。
知っている曲と言えば「星条旗よ永遠なれ」と「パープルヘイズ」くらいだった。

「ボールド・アズ・ラブ」はギター・インストゥルメンタルだがエモーショナルでドラマティック、今聴いてもまったく古さを感じない。
それにしても、よくこんな昔の曲を知っていたものだ。
小塚選手はかなりコアなロックファンなのではないか。
そういえば、フリーの曲は布袋寅泰の「ギターコンチェルト」だった。

ギターといえば、アメリカのジェレミー・アボット選手はショート・プログラムでジェフ・ベックの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」を使っていた。
こういうシチュエーションで聴くと、演技の美しさと相まって、あらためて楽曲の良さと演奏の素晴らしさを感じる。


小塚崇彦-Bold As Love
Jeremy Abbott 2009 NHK SP - A Day in the Life
2010. 02. 07  
今年は黒澤明生誕100周年。
TVや雑誌、イベントなどどんな企画がされるのか楽しみだ。

黒澤映画といえばやっぱり三船敏郎。
芝居の上手下手はわからないけれど、彼のような存在感がある役者はいない。
映画やTVドラマで黒澤作品がリメイクされているが、誰が演じても三船敏郎にはかなわないと思う。

「野良犬」「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「用心棒」「天国と地獄」「赤ひげ」など、みんないいけれど、一番好きなのは「椿三十郎」である。

三船演じる浪人が、正義感は強いが世間知らずな若侍たちを助け、謀反を企む家老たちをやっつけるという痛快な時代劇だ。

「用心棒」の続編的な作品だが、前作に比べこの作品はユーモアに満ちていて明るい。
東宝のキャッチフレーズだった「明るく楽しい東宝映画」を体現している。

若侍を演じているのが加山雄三、田中邦衛、平田昭彦(ゴジラには必ず出てた)、久保明といった俳優たち。
今考えれば本当に豪華な顔ぶれだが、まだみんな若い盛りで青臭く、当時の東宝の先輩・後輩の構図がそのまま三十郎と若侍たちに投影されているようで面白い。

クライマックスは敵役 室戸半兵衛(仲代達矢)との決闘シーンだ。

20数秒の長い沈黙の後、一瞬で勝負が決まり血しぶきが吹き上がるシーンは何度観ても、ものすごい緊張感があるが、当時のスタッフによれば、あれはぶっつけ本番だったという。
刀を抜くタイミングは三船と仲代にまかされていたというから、役者もスタッフもまさに真剣勝負だったのだろう。

後年の黒澤作品には三船敏郎は出演していない。
調べてみると二人の決別は意外にも早く、1965年の「赤ひげ」が最後となっている。

今となってはかなわぬ夢だが、お互い円熟期を迎えた二人の作品を観てみたかった。



椿三十郎
椿三十郎 予告編
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