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2010. 07. 18  
ビートルズのギターといえば、リッケンバッカー、ヘフナー、グレッチという名前がすぐに思い浮かぶだろう。

ビートルズのトリビュートバンドを組むとなれば歌と演奏はもちろんのこと、ビジュアル面にも気を配らなければならず、4つボタンスーツにブーツ、そして本物と同じギターを持つことが当然のように求められる。

ジョージ役はもちろん、グレッチのカントリー・ジェントルマンやデュオ・ジェット、リッケンバッカーの12弦を持つことになる。

さて、私が使っているのは写真のグレッチである。
「カントリー・ジェントルマン」という名前はジョージが敬愛するギタリスト チェット・アトキンスとグレッチが共同開発したことから付けられたが、後にチェットとのエンドース契約が切れてからは使用することができず、現在は「カントリー・クラシック 6122-62」という機種名になっている。

このギター、とにかく使いこなすのが難しい。
図体はでかいし、チューニングは安定しない。
「ベイビーズ・イン・ブラック」や「アイム・ア・ルーザー」といった曲でトレモロ・アームを使うといっぺんにチューニングが狂ってしまうのだ。

価格は30万以上するのに、造りはいたって大ざっぱ。
金属部分のメッキはすぐに剥げるし、フレットの加工も雑、チョーキングをすればブリッジの溝から弦がはずれてしまうので、リペアーショップで調整してもらった。

このギターと付き合っていると、ストラトキャスターが如何に丈夫で使いやすく、完成度が高いギターであるかがわかる。
コンパクトなボディ、ハイポジションも弾きやすいカットアウェイ、アームを使っても安定したチューニング、あらゆる面で申し分ない。
そういった理由で家で弾くのはストラトばかりだ。
ビートルズも『ラバー・ソウル』以降はスタジオではけっこう使っていたようだ。

とは言っても、グレッチには捨てがたい魅力がある。
後期の伸びのある歪んだ音には不向きだけれど、初期のクリーンで芯のある味わい深い音は絶対にグレッチにしか出せないものだ。
普通のEのコードを弾いただけで、あのビートルズの音だと実感できる。
何よりビジュアル面での効果はやはり大きい。
ジョンのリッケンバッカーとは一回りも二回りも違う大きさのコントラスト、シックで落ち着いた色合いは、ポールのヘフナー・ベースとも相まって初期ビートルズの品の良さを醸し出している。

10年以上使っているため、最近ではガリが頻繁に出たり、いろんなところで心配な面も出てきている。
ステージで使えるのはこれ1本だけなので(以前ストラトを使ったらお客さんから注意されたことも)、万一のため控えのギターがもう1本ほしいところだけれど、現在の厳しい経済状況ではいかんともし難い。
「LOTO当たらんかな~」などと、今日もビールの泡のような夢を追っているのだ。



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