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2011. 03. 21  
ビートルズの弟分バンド バッドフィンガーの最大のヒット曲が Day After Day だ。

3rdアルバム Straight Up からのシングルカットで72年に全米4位、全英10位を記録している。
この曲の前にも Come And Get It(マジック・クリスチャンのテーマ)や No Matter What(嵐の恋) といったヒットはあったもののバッドフィンガーの名を世界的にポピュラーにしたのはこの曲である。

シャープなスライド・ギターと透明感溢れるアコースティック・ギター、真っ直ぐできれいなメロディ・ライン、ピート・ハムの男っぽいボーカル、全体を包み込むコーラス、全てが完璧でこれがヒットしないわけはなかった。
中学生だった私はラジオで初めて聴いてすぐに買いに行こうと思った。

イントロと間奏のスライド・ギターはジョージ・ハリスン。
アルバムをプロデュースしたジョージが自ら弾くことを申し出たのだという。

ニルソンの1972年の大ヒット Without You に代表されるように、ピート・ハムとトム・エバンスの曲作りの才能に対する評価は高く、いろんなアーティストにカヴァーされているが、最近ではロッド・スチュワートがこの曲を歌っている。
ロッドのバージョンも非常に味わい深いが、演奏はほとんど原曲のままで、オリジナルの良さをあらためて認識する。

4人のオリジナル・メンバーのうち3人が他界、彼らを本当の弟のように可愛がっていたジョージも今はこの世にいない。
けれど、バッドフィンガーの名前は世界中のポップス・ファンの心に永遠に刻まれている。

2008.02.10の記事

day+after+day_.jpg
Badfinger - Day After Day - Pete Ham
Rod Stewart ~ Day After Day

Badfinger - Come and get it 1970
No Matter What - Badfinger
Badfinger - Baby Blue (Kenny Rogers Show 1972)
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2011. 03. 19  
前日の10日に出張のため上京した私は、いつもより2時間以上も早く羽田空港に着いて、3番搭乗口で15:40発の熊本行きJAL1811便を待っていた。

最初に揺れを感じたのは午後3時前だった。
始めはかすかだったが、そのうち横揺れの振幅がだんだん大きくなり、空港の建物自体がギシギシと音を立てて揺れだした。
揺れはすぐに収まるかと思ったが一向に収まらず、2~3分続いた。
これはただごとではないと感じ、そこにいた誰もが席を立ちあがった。

「東京が震源の大地震がとうとう起こった。」「よりによってその日にここに居るなんて何て運が悪い。」
いろんな思いが次々に頭の中をよぎり、やがて天井が崩れ下敷きになる自分を想像した。

ほどなくテレビに地震速報のテロップが流れ、皆が心配そうに見入った。
東北が震源 震度7、東京でも震度5強だという。
「おおごとだ」

横揺れはその後も何度も起こり、気持ちが悪くなりそうだった。
警備の係員が「気分の悪い人はいませんか」と見回っていた。

天井からは白い壁材が剥がれ落ちて床やベンチに降り注いでいた。
売店や食堂の従業員、CAの方も皆待合いロビーに出てきて心配そうに座っていた。

やがて、テレビでは津波が車や家を押し流していく映像が流れ、どよめきが起こっていた。

機体や滑走路、設備の点検が終わり、安全が確認されるまで機内案内はお待ちください とのアナウンスが流れた。

皆が携帯で職場や自宅に連絡を取ろうとしたが、なかなかつながらず、公衆電話に列ができた。
こういう非常時には逆に固定電話のほうがつながりやすい。

飛行機が嫌いな私もこの時ばかりは「早く飛びたい。地面を離れたい。」と思った。

幸い2時間遅れで飛行機は飛び立ち、ホッとした。
羽田を飛び立ってまもなく左側の窓際の乗客はしきりに下界を見下ろしていた。
お台場で起きたという建物火災が見えたのだろうと思った。

いつもはテレビや新聞で知る災害をリアルタイムで体験し、自分の中で明らかに人生観が変わった。

「人間いつ何処で死ぬかわからない。」

「せまりくる身の危険」「大切な人を失うこと」に比べれば、日常の些細なトラブル、仕事上のミスや遅れ、つまらないことが原因のいさかいなど、すべてとるに足らないことだ。

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