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2011. 09. 11  
昔からバンドの人数にはこだわりがある。

必要最小限の人数で頑張っているグループが好きだ。
ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ムーディ・ブルース、ピンク・フロイドといったバンドはいずれもメンバーのうち誰が欠けても成り立たない。
自分のなかで「許せるのは5人まで」という基準がいつのまにか出来上がっている。

ロックとはまったく関係のない話だが、最近の大勢で同じパートを歌うダンス・グループなどは論外である。

最小限のバンドといえば、まず思い浮かぶのがクリームだ。
個性の強い3人がギター、ベース、ドラムでケンカしているようなイメージがあるが、彼らはコーラス・ハーモニーもきちんとつけている。
ジャック・ブルースは以前インタビューで「可能性の限界を拡げようとしているミュージシャンが大好きだ」といった意味のことを言っていたが、正にクリームでそれを具現化しようとしていたのではないだろうか。
そういう意味でクリームは大好きなバンドだ。

そして、もうひとつがEL&P(エマーソン・レイク&パーマー)。
キーボードのキース・エマーソン、ベース、ギター、ヴォーカルのグレッグ・レイク、ドラムスのカール・パーマー、卓越した技量を持つ3人がロック、ジャズ、クラシックを融合した斬新でエネルギッシュな音楽を提供してくれた。

プログレッシブ・ロックの代表的バンドとして知られてはいるが、彼らの音楽からはストイシズムや暗さは感じられず、冒険活劇を観るような明るさがあった。
キング・クリムゾンを格闘技とすれば、ELPはプロレスだ。(そういえば、かつて新日本プロレスのテーマ音楽はELPだった。)

そのELPの最新のライブを収めたDVDがリリースされた。
2010年7月、ロンドンで行われたクラシック・ロックとプログレッシヴ・ロックの祭典ハイ・ヴォルテージ・フェスティバルにヘッドライナー(トリ)として出演したときの映像である。

70年のデビュー・アルバムから92年の再結成アルバム『ブラック・ムーン』までの代表曲を息をもつかせない勢いで演奏し、たいくつすることもなく一気に観てしまうほどの充実したライヴである。

結成以来40年 髪に白いものが目立ち、容貌も体型も変わってしまったが、音楽に対する真摯な姿勢と観客へのサービス精神はいまだに変わっていない。

キース・エマーソンのムーグの音が高らかにファンファーレを奏で、グレッグ・レイクはベース、アコースティックギターを持ち替えながらロック界で唯一無二の豊饒な歌を聴かせ、今でも練習を欠かしたことがないであろう真面目なカール・パーマーは70年代とまったく変わらない乾いた小気味良いドラミングを披露してくれる。

そして、エマーソンがオルガンにナイフを突き刺し、カール・パーマーがキック・ドラムを早打ちしながらシャツを脱ぎ、『展覧会の絵』の「キエフの大門」でのグレッグ・レイクのカタルシスに満ちた感動的なヴォーカルが終わると大砲がぶっ放される。

ファンが待ち望んだワクワクするあの「終わりなきショー」が蘇った。

ロックの第一世代が還暦を越えた今、クラシック・ロックの大物バンドの再結成は珍しいことではなくなったが、その中でもこのライヴは間違いなくベストだ。

フェスティバルのための一回限りの再結成ということだが、これからもずっと続けてほしい。
願わくは日本ツアーも。

Welcome back ELP!!


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Emerson, Lake and Palmer: Karn Evil 9 1st Imp Pt 2 High Voltage Festival.mov
E.L.P. - Fanfare For The Common Man, Carl Palmer Drum Solo and Rondo at the High Voltage Festival.






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2011. 09. 03  
以前から報じられていたジョージのドキュメンタリー "GEORGE HARRISON:LIVING IN THE MATERIAL WORLD" が、ようやく完成したようだ。

監督は、『タクシー・ドライバー』、『グッドフェローズ』のマーティン・スコセッシ。
スコセッシは、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』やストーンズの『シャイン・ア・ライト』、ディランの『ノー・ディレクション・ホーム』といった音楽映像の名作も数多く手がけており、今回のドキュメンタリー制作に当たっても、ジョージの妻オリヴィアとの綿密な打ち合わせを重ねたという。

インタビューに答える出演者も、ポールやリンゴのほか、オノ・ヨーコ、エリック・クラプトン、トム・ペティ、ジェフ・リンといった、ジョージと深い関わりのある人物ばかりだ。
「クワイエット・ビートル」ジョージの知られざる内面まで迫った見応えのある作品に仕上がっていることを期待したい。

アメリカではケーブル・テレビHBOで2部構成で10月5日と6日に放送されることが発表されたが、日本での放送は未定。
制作・配給会社であるライオンズゲート・ホーム・エンタテインメントUKによれば、10月10日にはDVD、ブルーレイもリリースされる予定とのこと。(日本盤発売は未定)

また、オリヴィアが書き下ろした書籍も同時に刊行されるようで、ジョージの写真や手紙、日記の一部などが収録されているという。

予告編を観ただけでも、未公開の映像、画像に魅了され、今から発売が待ち遠しい。


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georgeharrison.com

マーティン・スコセッシ、ジョージ・ハリスン映画を語る
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