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2011. 11. 25  
エリック・クラプトンとスティーヴ・ウィンウッドのコンサートに行ってきた。

クラプトンは何度か観たことがあるけれど、伝説的な天才スティーヴ・ウィンウッドをこの目で見ることができるとは思ってもみなかったからずっと前から楽しみにしていた。

会場のマリンメッセ福岡には早くから多くのファンがつめかけていたが、大半は40代より上の年代で夫婦で来ている人も多かった。
自分と同じように70年代にロックに目覚めブラインド・フェイスの二人を待ち望んでいた人たちだろう。

コンサートは 「泣きたい気持ち」 (Had To Cry Today)で始まった。
ブラインド・フェイスのためにウィンウッドが書いた曲で、この二人のジョイントの幕開けに相応しい。

ウィンウッドは素晴らしい声に加え、曲によってピアノ、ハモンド、エレキギター、アコースティックギターを使い分け、どの楽器をとっても一流の腕前だ。

ギタースタイルはクラプトンと似ていて端正でメロディアス、使用しているギターも同じストラトキャスター。
ストラトといえば今やクラプトンの代名詞となっているが、使い始めたのはウィンウッドのほうがずっと早く、1963年、若干15歳で加わったスペンサー・ディヴィス・グループの写真ではすでにストラトキャスターを弾くスティーヴが確認できる。
クリームまではギブソンを使っていたクラプトンがその後フェンダーに替えたのは、スティーヴの影響が大きかったのではないだろうか。

「プレゼンス・オブ・ザ・ロード」や「ウェル・オール・ライト」といったブラインド・フェイス・ナンバーももちろん良かったが、一番感動したのは「キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム」。
あの心地よい独特の浮遊感は何だろう。

B・Bキングやバディ・ガイ、ジェフ・ベックという、そうそうたるミュージシャンとジョイントしてきたクラプトンだが、スティーヴとは一番感性が合うようで、終始リラックスして楽しそうに弾く姿が印象的だった。

お互い理想の音楽を追究してめぐり逢えた二人が結成したのがブラインド・フェイス。
それがレコード会社の商業主義と世間の過大な期待に押しつぶされ、半年あまりであえなく解散したのは本当に残念なことだった。

60歳を過ぎてようやく落ち着いて演奏出来る環境を得た二人は、若い頃に為しえなかった夢を今取り戻そうとしているのではないかとも思えた。

アンコールのラストはトラフィックの「ディア・ミスター・ファンタジー」。
クラプトンのスティーヴに対する尊敬の念が感じられ、フレンドリーで温かい雰囲気に満ちたコンサートだった。


ツアーパンフ

Eric Clapton & Steve Winwood Had To Cry Today Royal Albert Hall 27/5/2011
Eric Clapton & Steve Winwood-Can't Find My Way Home-Live At Royal Albert Hall ZviZeav
Steve Winwood & Eric Clapton-Dear Mr. Fantasy RAH 2011
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2011. 11. 20  
11月29日はジョージの命日だが、今年は没後10周年とあってドキュメンタリー映画も制作されるなど、ファンにとっては格別な年となった。

以前紹介したジョージの妻オリヴィアが出版した写真集 『素顔のジョージ・ハリスン』 も発売された。
幼少時代からギターに夢中の少年時代、クォーリーメン、ビートルズ、ソロ時代、晩年がプライベート写真とともにノートの落書きや絵葉書、手紙などで辿られる。
そのほとんどが初めて見るものばかりだ。

印象深いのは、ジョージが幼い頃のリバプールの風景。
空爆の跡が生々しい学校の教室を見ると、ビートルズの4人が生まれたのは第二次世界大戦のさなかだったということをあらためて知らされる。
リンゴは子どもの頃、母親から「お前が生まれたから第二次大戦が始まった」と言われてたそうだ。

ジョージ自身が撮ったツアー中のホテルでのポールやジョンのくつろいだショット、移動中の機内での様子やホテルの部屋から外のファンを写したものなど、ビートルズ時代のプライベート写真も数多く収められ、出会ったものは片っ端から撮るほどカメラが大好きだったことがわかる。
映画『ヘルプ』で飛行機から降りた4人がお互いをカメラでパシャパシャ撮り合うシーンがあったが、本当に日常があんな感じだったのだと納得する。

エリック・クラプトンやボブ・ディラン、ストーンズのブライアン・ジョーンズといったミュージシャン仲間、俳優ピーター・セラーズ、コメディアンのスパイク・ミリガン、レーサーのジャッキー・スチュワートなど、多くの友人との飾らないオフショットを見ればひとりの人間としてのジョージに魅力があったことがわかる。

どの写真からもジョージの人柄が伝わってくるような気がするが、中でも妻オリヴィア、息子ダーニと一緒のときのジョージの表情は優しさと安らぎに満ち溢れている。



george
『素顔のジョージ・ハリスン』 (オリヴィア・ハリスン著)



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