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2012. 10. 19  
『祭典の日』プレミア上映を観てきた。

10月17日19:00、映画館のロビーで待つ観客の年齢層は明らかに40代以上、やがて始まる胸躍る時間を前にしてもはしゃぐわけでもなく皆静かに案内を待っている。

開場のブザーが鳴り、ぞろぞろと座席に着く。
一夜限りの上映だからだろうか、ウィーク・デイにしては結構埋まっている。

19:20上映開始。
この映画にはミュージシャンのドキュメンタリーにありがちな大仰なナレーションも、バックステージの様子もメンバー・インタビューもなく、いきなり満員の観客で埋め尽くされたO2アリーナに案内される。
2007年12月10日のあの夜に居合わせた感覚になる。

待ちに待ったコンサートは1stアルバムから「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」で始まった。
ジェイソン・ボーナムのドラムは父親が乗り移ったかのような重たさでまったく違和感なく、ロバート・プラントは往年のハイ・トーン・シャウトはないものの無理のないヴォイシングで余裕さえ感じさせる。
ジミー・ペイジはレコードどおりのフレージングを楽々と弾きこなす。
「スロー・ハンド」はエリック・クラプトンの代名詞だが、ほとんど動いていないように見えて次々と早いフレーズを繰り出すペイジもまたスローハンドだ。
そしてひとり黙々とベースを弾くジョン・ポール・ジョーンズはボーナムと共にバンドの屋台骨を支えている。
この人がいなければツェッペリンの多様な音楽性が育まれることはなかっただろう。

ツェッペリンのコンサートは今も昔もシンプルだ。
ステージにはあるのはドラム・セットとアンプ、それにジョン・ポールが弾くキーボードくらい。
それでいてこの圧倒的な音の塊は何だろう。
とても4人で演奏しているとは思えない迫力で迫ってくる。

全盛期でさえツェッペリンのコンサートには好不調の波があるというのがもっぱらの評判だったが、今回は相当リハーサルを積んだと見えて、メンバー全員が絶好調で、演奏は一貫して安定していた。
しかも、コンサートは一夜限りだったから曲の差し替えもできないにもかかわらず、その一部始終を撮影するのは相当のプレッシャーがあったことだろう。
公開までに5年もかかったのはそういうこともあったのではないか。

「ブラック・ドッグ」「貴方を愛しつづけて」「幻惑されて」「天国への階段」といった代表曲をたっぷりと披露し、2回のアンコールに応えたツェッペリン。

演奏時間は優に2時間を超えていたというのに、時の経つのを忘れた至福のひとときだった。


celeblation day

Led Zeppelin: Celebration Day TRAILER (2012) - Concert Movie
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