FC2ブログ
2016. 01. 30  
エグザイルといっても徒党を組んで歌うどこかのダンスグループのことではない。
こちらは60年代から活動しているケンタッキー出身の正真正銘のアメリカン・バンドである。

バンドの歴史は古く1963年に高校生で結成されたジ・エグザイルズが原型である。
プロになってからもツアーバンドで全米を回るなど地道な下積み活動を長年続けていたが、転機が訪れるのは1978年、後にブロンディやパット・ベネターなどを手がけるプロデューサー、マイク・チャップマンが作曲・プロデュースしたシングル「キス・ユー・オール・オーバー(Kiss You All Over)」が8月に全米チャートトップ40入りを果たし、9月には4週間に渡って1位を記録した。

男くさいヴォーカルとディストーションのかかったギター・フレーズが切ない男心を表現しているようで印象的だ。

次の「ユー・スリル・ミー」もトップ40入りを果たしたが、その後は全米チャートからは姿を消した。

しかし、グループは80年代に入りカントリー・バンドへと変身を遂げ復活、カントリー・チャートでは数多くのナンバー1ヒットを飛ばし現在も活動中である。

インターネット・ラジオの全米ヒット曲専門チャンネルでは「キス・ユー・オール・オーバー」を始め彼らの曲をしばしば耳にする。
ロック・バンド時代のエグザイルも当時を経験した人たちには未だに根強い人気があるようだ。


exile-kiss_you_all_over_s_8_convert_20160130170722.jpg
Exile - Kiss You All Over
スポンサーサイト



2016. 01. 11  
アメリカでは、ときどき英語圏以外の国のアーティストの曲が突然ヒット・チャートをかけ上ることがある。
古くはドメニコ・モドゥーニョの「ボラーレ」やベルギー出身の歌う尼さん スール・スーリールの「ドミニク」、坂本九の「スキヤキ」もそうだ。
無名のアーティストでも曲がよければヒットするのは、それだけアメリカの音楽市場のすそ野が広いことの表れだろう。

スペイン出身の6人組モセダデスが歌う「エレス・トゥ(Eres Tu)」もそういった曲の一つ。
1973年ユーロビジョン・ソング・コンテストで2位となり、その後アメリカでもヒットし、1974年3月には全米チャート9位まで上った。

美しいメロディ、空から聞こえてくるような澄んだ声とスペイン語の響き、歌詞は解らずとも心が洗われる気がした。

当時FENではよくかかっていたが、日本では特に紹介されることもなく、レコード店で探しても見当たらなかった。

大人になってからも中古レコード店を探し回ったが、見つけることはできず、このまま一生出会うことはできないものとあきらめていたが、ありがたいことに、今ではいろんなコンピレーションCDがリリースされていて、廃盤となった昔の曲でもたいていの曲は手に入れることができるようになった。

米ライノ・レコードのコンピレーションCD「Have a Nice Day」には70年代の全米ヒット曲が惜しげもなく収録されていて、ギャラリーの「恋するあなた」「アイ・ビリーヴ・イン・ミュージック」、ルッキング・グラスの「ブランディ」、アンディ・キムの「ロック・ミー・ジェントリー」といった長年探し求めていた曲とともに、「エレス・トゥ」も収められている。

スペイン語圏ではいまだに根強い人気を保っているというが、アメリカではその後目立ったヒットもなく、残念ながらモセダデスもいわゆる「一発屋」に分類されるのかもしれない。
だが、「エレス・トゥ」は永遠のマスターピースと呼ばれるに相応しい。

mocedades-copia_convert_20151228224847.jpg
Mocedades "Eres Tu" (Remastered Audio) HD
プロフィール
月別アーカイブ
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
ブロとも申請フォーム
フリーエリア
フリーエリア
ブログ内検索